当社は、平成24年4月よりエネルギーの監視・制御を行うことのできる管理システム「エディスマ・エネルギー管理システム」サービス事業を開始し、同年7月より小型・一般の店舗やビル、集合住宅向けのサービス(BEMS:Building Energy Management System)を展開しております。
本日、一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)の一般家庭等での電力需要調整効果を高めるエネルギー管理システム(HEMS:Home Energy Management System)の導入に際し設置する機器費用の補助金認定を受け、平成24年10月下旬より、家庭向け「エディスマHEMSスタンダード」のサービスを開始いたしますのでお知らせいたします。
サービス名称
「エディスマHEMSスタンダード」 機器型番:EDISMA-H001
※ EDISMA-H001 は、SII により補助対象として指定されたHEMS機器です。 SII 補助金額:定額10万円
サービス概要
電力使用量の監視・制御ができるサービスです。専用モニターが不要で、インターネットに接続されたパソコンやスマートフォン、タブレット等で電力使用状況が確認できます。また、太陽光発電システムとの連携や、電力使用状況に基づいた機器制御もでき、さらには電力消費データから、電力使用の最適化を図るための「省エネ・節電コンサルタントサービス」も提供いたします。
電力使用状況の「見える化」
家全体、分岐ブレーカー単位(最大6 箇所)、機器別の電力消費量を30分単位で表示します。各項目において、時間毎、日毎、週毎、月毎、年毎の比較分析ができます。
太陽光発電システムとの連携
発電量、売電量、売電価格を30 分単位で表示します。各項目において、時間毎、日毎、週毎、月毎、年毎の比較分析ができます。
電力使用状況に基づいた機器制御
- 消費電力が設定上限値を超えるとアラーム(ブザー、LED表示、メール)により節電行動を促し、あらかじめ設定を行った機器を自動で制御しピークカットができます。
- 電力逼迫信号や緊急信号が発せられた際も、アラームにより節電行動を促し、機器を自動 で制御します。
- <デマンド制御方法> 制御対象機器ごとに、あらかじめレイヤー(1~5)優先順位(1~99)を設定し、優先順位ごとにON/OFF制御を行います。デマンド制御状態が解除された場合、制御優先順と逆の順番で自動復帰します。
「省エネ・節電コンサルタントサービス」
過去データおよびサーバに収集されたデータを監視・分析し、それぞれのお客様に対して、ピークカット、電力料金の削減等、電力使用の最適化を図るためのコンサルタントサービスを提供いたします。
システム概要
主装置とエディスマサーバがインターネットを介してデータ、信号のやり取りを行います。主装置と無線あるいは有線で結ばれた計測・制御機器および複数点計測機器を通じて、電力使用量の監視や電気機器の制御等を行います。
- コンパクトな装置で取付スペースの制限を受けず、分電盤への後付が可能で、新築・既築を問わず設置が可能です。また、一戸建、集合住宅などに幅広く導入いただけるシステムです。
- 主装置とルーター間、主装置と制御計測機器間は、無線でも有線でも接続が可能です。
- 家電機器を制御するための標準インターフェイス「ECHONET Lite」規格にも対応しています。
※「ECHONET Lite」とは、家電機器やスマートメーター、太陽光発電システム、蓄電池などの機器の制御を行う通信規格です。
システム構成図